葬式のマナー いざという時に恥をかかない作法とは?葬祭ディレクターがどこよりも詳しく

人の訃報というのは突然やってきます。

しかも若いうちは、ほとんど経験が
ないものですよね。

葬式のマナーを葬祭ディレクターがご紹介
どうしたらいいか分からなくて、
見よう見まねでやっていた方も多いのではないでしょうか?

故人や遺族に失礼や迷惑をかけないように、
葬祭ディレクターの立場から、
知っておいてほしいマナーを紹介します。

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これで恥をかかない お通夜での作法とは



まずはお通夜の記帳台に並ぶまでのマナーから。

  • 上着は脱いでおきましょう
  • 携帯電話は電源を切っておくか、マナーモードに
  • お数珠は左手にかけ、お通夜が終わるまではずしてはいけません


準備ができたところで、順をおって、
まずはお通夜の流れと作法をみていきましょう。

記帳所でのマナー


  1. 会場に着いたら、まずは記帳所で受付を済ませます

  2. 記帳をします

  3. ※ ときどき達筆すぎて読めない文字の方がいます。
      のちのちご遺族が会葬お礼などに利用されるため、
      下手でもいいので丁寧な楷書で書くようにしましょう。

  4. 記帳がすんだら、
    「この度はご愁傷様で…」
    「本当に急なことで…」などと、
    ひと言そえて香典を渡します


受付では声のボリュームと語尾に注意!


受付台のところで、友人や親戚に会って、
ついテンションが上がってしまっている方をよくみかけます。

久しぶりの顔に会えるのは嬉しいものですから、
気持ちはよく分かります。


でもご親族のみなさまは今、悲しみのピークに
いることを、忘れないでいてあげてください。

くれぐれも会話は小声で、笑顔や笑い声は慎む、
が鉄則です。


また、香典を渡す際に大きな声ではっきりと語尾まで
「本日はご愁傷様でした」と仰る方がいますが。

悲しみを表すために、できるだけ小さな声で、
「この度はご愁傷様で…」
「本当に急なことで…」などと、
語尾はにごすのが、より良いマナーとされています。

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ご焼香のマナー


ご焼香は、大きく分けて最案の前に並んで行う、立礼と、
座ったまま高炉を回す、回し焼香があります。


  1. 立礼の場合

  1. 数珠を必ず左手にして立礼に並ぶ

  2. ※ 本来であればお数珠はずっと左手にかけたままですが、
      読経や挨拶のあいだはずしている方もおられます

      立礼に向かう際に再度、スーツのポケットにしまっていないか、
      椅子などに置き忘れていないか確認しましょう

  3. 祭壇の少し手前で遺族と僧侶に一礼
  4. 遺影向かって一礼
  5. 祭壇に向かって合掌
  6. 焼香

  7. 抹香(茶色の粉のようなもの)を親指、人差し指、中指の3本指でつまみ、
    目の高さまで持ちあげて
    、香炉に落とします

  8. 祭壇に向かって合掌して一礼
  9. 遺族に一礼
  10. 着席

  1. 回し焼香の場合

会場が狭い場合、お寺さんなどでの畳敷きの場合は、
回し焼香と言って座ったまま焼香する場合があります。

その際は、参列者の間で香炉を回して、お焼香をします。


  1. 隣の人からお盆に乗った香炉を渡されたら、
    軽く会釈して受け取る

  2. 自分の膝の前に置き、遺影に向かって合掌

  3. ※ この時、ひきずったりしないようにしましょう

  4. 焼香

  5. 立礼と同じく3本指で抹香をつまみ、
    目の高さまであげてから香炉へ落とす

  6. 再度合掌

  7. お盆を両手で持って隣に回す

神式のお葬式マナー お焼香はあるの?


神式のお葬式の場合は、焼香ではなく、
玉串を神前に納めます。

これを、神式玉串奉奠(たまぐしほうてん)といいます。

玉串とは、榊(さかき)という木の枝に、
木綿(ゆう)(=こうぞの皮から作った糸)、
または紙をつけたものです。

玉串奉奠の手順


  1. 神職から玉串が差し出される
  2. 軽く一礼して受け取る

  3. 右手が根本、左手が葉先

    玉串は持つ順番が決まっています。

    先ずは右手で玉串の根本を包むように持ち、
    つぎに左手を葉先に添えます。

    このとき、身体に対して玉串は
    横に向いた状態です。

  4. 軽く神主さまへ一礼
  5. 玉串案(玉串を納める台)へ進む
  6. 祭壇へ向かって一礼

  7. こちらは深々と頭を下げましょう

  8. 横にして持っていた玉串を、右手の根本を手前にして
    くるりと45度横へ回転させ、自分に向かって立てる

  9. 神式のお葬式で必要な玉串奉奠(たまぐしほうてん)のやり方・立てる
  10. 祈念する

  11. そのままの姿勢で静かに目を閉じ、

    『安らかに、お眠りください』
    といった故人への祈りを込めます。

    これを祈念といいます。

  12. 葉先を神前に向ける

    • 根本を持っていた右手を離し、
      茎の中ほどへ持ちかえる


    • このとき、右手は左手よりも
      前にでてはいけません。

      葉先を持つ左手よりも手前、
      茎の中ほどを持つようにしましょう。

      神式のお葬式での玉串奉奠の仕方もちかえ
    • これまで葉先を持っていた左手を、
      根本に持ちかえる


    • お葬式での玉串奉奠のやり方は順序を間違えるとNG
    • 持ちかえたら、玉串をくるりと時計回りに回転させ、
      祭壇の方へ差し向ける

    玉串奉奠のやり方、くるりと時計回りに回転させる
  13. 静かに玉串案へと置く


  14. 正面を向いたまま二歩退き、
    二礼、二柏手、一礼する

拍手は、忍び手にしましょう


この時の二拍手は、忍び手にします。

忍び手(しのびて)とは、
音をたてないように打つ拍手のことです。

普段神社などへお参りする際の、
拍手(かしわで)の逆ですね。


親指はつけず、ほかの4本の指を
そっと付けて、音は立てないようにします。

故人を偲び送る、という意味があります。

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お通夜が終わったら、どうしたらいいの?


閉式後、『通夜振る舞い』といって
食事を勧められることがあります。

もし案内されたら、お断りせずに
一口だけでも箸をつけるのがマナーです。


宴会ではないので大声でしゃべったり、
お酒の飲みすぎには気を付けます。

遺族の方はお疲れの方が多いので、
長居せずに退席しましょう。

退席する際には、喪主さんや
ご親族への挨拶を小声ですませてからにしましょう。


葬式のマナー、告別式ではどうふるまう?


社葬などは参列者が多く、
受付が混んでいることもありますので、
とくに時間に余裕をもって会場に向かいます。

会場に付いたら受付、記帳をします。

※ お通夜で記帳していても、
  再度お葬式でも記帳します。



このとき、お数珠を左手に忘れずに。
数珠は告別式が終わるまでしておきます。

まだ香典を渡していない場合はここで渡します。

通夜で先に香典を渡していた場合は、
「昨日通夜にも参りましたので、
 本日は記帳だけさせていただきます」

と伝え、記帳だけします。


会場へ進み、着席し、携帯電話の電源が
切れているか確認して開式を待ちます。


焼香の後にお別れの儀式があります。

遺族が柩に花を添え、最後のお別れをします。


参加する場合は案内に従います。

辞退する場合は出棺まで待機します。

次に出棺です。


霊柩車が動き出したら、
合唱して見送ります。


一般的には、火葬以降は遺族・親族のみで
行うことが多く、参列者は解散となります。


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火葬場まで同行する場合は?


火葬場に到着したら、最後のお経と焼香があります。

その後火葬されます。


火葬には2時間程度かかるので別室で待機するか、
その間に精進落とし(食事)をする場合もあります。

火葬が終わったら、拾骨(しゅうこつ)です。


遺骨を骨壺に納めます。

火葬場の方の指示に従い、箸で拾骨します。

箸は竹の箸だけのところ、
竹と木の箸のところ
(箸を揃える間もないほどの悲しみを表す)
と、地方によりさまざまです。


また、二人一組になって、
箸渡しをするところもあります。

これは箸と橋をかけて
『故人が三途の川を渡る橋渡しをする』
意味がこめられています。


ここまでが告別式の流れです。

この後、葬儀会場やお寺で
初七日法要を一緒に行う場合もあります。


さいごに


今回はお通夜と告別式のマナーを、
時系列にそってまとめてみました。

とくに焼香はコントのネタに
なるほど分かりにくいと思いますので、
お役に立てたら幸いです。


作法は私が学び、勤務している葬祭場のものですが、
宗教や宗派、地域によって変わる場合があります。


特にお若いうちは慣れない場で
戸惑うことも多いでしょうが、
一番大切なのは、故人の安寧と、
残された親族を労わる気持ち
です。

それがあれば自然と声や表情も、
控えめになるかと思います。


さいごに、あまり面識がなかった方の
告別式でも、ご親族の悲しみや
死というものに直面し、思わず涙される
方も多くいらっしゃいます。


白や黒地の地味なハンカチを
必ずお持ちくださいね。

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