春の入園時や新学期の始まりの日、
幼稚園や保育園へ見送りに行ったものの。

幼稚園、行きたくな~い!
ママと一緒にお家にいる!

と早朝から保育園の門のところで、
言いはじめる子どもさんって多いです。

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そんな登園拒否の子どもさんの様子に
頭を悩ませているお母さん方も、
多いのではないでしょうか。

この親子の姿って、幼稚園教諭の私にすると、
春の風物詩だなぁとう感じなのですが。

「保育園きっと楽しいよ」と声をかけても、登園拒否対策3ステップ
子どもは全力で拒否!

結果、引きずられるように無理矢理
幼稚園の門を連行される、という
なんとも言えない光景が繰り広げられています。

今回はそんな登園を嫌がる子どもさんたちを
たくさん見てきた幼稚園教諭の私が、

登園拒否をしている子どもさんとの、
親御さんの関わり方について、
話をしていきたいと思います。

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子供の登園拒否対策その1・大切なのは、親御さんのこんな態度です

まずはお母さん、
「毎朝の登園拒否で困っているのは、
 子供じゃない、私だよ~!」
という気持ち、よく分かります。

私自身、子供3人を育てた
母親でもありますから。

お子さんが、
「今日は幼稚園に行かない!」
「ママと一緒にいる!」
と言ってぐずってる。

愛しいわが子が
泣いて頼む様子を見て、
切なくならない親はいません。

できたら、お母さんだって、今日一日くらい会社を休んで、
1日中子供と一緒にいたい、という気持ちはあるんです。

でも悲しいかな、お母さんは
5歳児ではなく、大人です。

大人は働かなくてはなりません。

お母さん、もしかしてこんな状況では?

(時間がない、会社に遅れる!
 バスや電車の時間が!

 今朝は大事な会議なのに。
 早く見送らなきゃ!)

それに、お子さんの訴えをきいて
休ませると、サボリ癖をつけるような
ことになるのでは?

という心配もありますよね。

ここで大事なことは、
登園拒否まっただ中の子供に対して、

『大人の事情を前面に出して、
 子供を説得しない』

ということです。

登園拒否の原因の大半は、
「お母さんと離れたくないから」です。

それなのに、
「お母さんだって、仕事に行かなきゃなの」
といってしまうと、どうなるか?

お子さんの多くは、言葉のとおり、
自分の気持ちよりも仕事を優先された
と受け取ってしまいます。

そしてほとんどは、より意固地になり、
お母さんの愛情を取り戻そうと必死になって、
登園拒否をつづけます。

でも、問題なのは逆に、
それを聞いてすんなりと登園拒否をやめ
幼稚園へ来るお子さんの方です。

こちらは一見、優しくて文句を言わない、
大人しい、育てやすい子と見られます。

でもじつは、
「お母さんは、自分よりも大事なものがあるんだ」
と諦めてしまっているケースがあるんです。

一番の保護者である母親が、
自分よりも優先事項がある、と認識してしまうと、

親から愛されていない

というとんでもない勘違いをしてしまう
ことがあるんですね。

愛情をどれだけ注いで育てているつもりでも、
受け止める側として感じることができない、
そんな原因になってしまうんです。

大人としては、「あなたを養うために、
仕事してるのよ」といいたいところですけどね。

ということで、まずは、
頭ごなしに「早く行きなさい!」と言ったり。

歩みを止めずにそのまま
引きずってでも、連れて行く。

というのは、完全にNGです。

早く〇〇して

ちなみに、子供さんに対して「早く〇〇して」
という言葉自体、全面的にNGです。

もし子供さんがせっかちだったり、
落ち着きがなかったり。

おどおどしたり、何かをするときに
もじもじして、ハッキリしない態度をとっていたら。

その原因がお母さんの言葉にあるケースが、
じつに多くみられます。

思い当たるお母さん、
自分を責めないで大丈夫ですよ。

私もつい毎朝言ってましたから、
「早く食べなさい!」とか。

完璧である必要はないんです。
親だって初心者ですから。

でも、いま気が付いて、
対策ができるなら、改善の
余地あり、ですよね。

対策は、とても簡単です。

お母さんの言葉の棚卸しを、
一度やってみてください。

自分が普段お子さんにかけている言葉を、
一度書き出してみてくださいね。

そのなかで、自分が言われて
不快だと思う言葉を、

ほかの表現に変えてみることが
できないか、やってみましょう。

ちなみに、先ほどの
「早く食べて」は、
「あと10分で〇〇しちゃおうか、
 よーい、スタート!」と砂時計や
タイマーを用意するといいですよ。

それでは本題に戻りましょう。

お母さんが登園拒否されたときに
とるべき態度
は、ずばり、コレです!

登園拒否対策その1・どうして行きたくないの?と話を聞く

その場で立ち止まり、
作業をしていたら途中でやめて、
姿勢を低くして、子供さんと同じ目線に
なります。

まずはしっかりと目を見ます。

そして、怒らず、ゆっくりと落ち着いた、
優しい声で、

「どうして行きたくないの?」
と、子どもさんにしっかりと聞いあげましょう。

この姿勢を低くする、
というのが、じつはとても大切です。

お子さんの方は、同じ高さで
目をあわせることで、
怒っていないことが分かると心を開いてくれますし、

お母さんの方は、同じ高さで見ることで、
感情の揺れを汲み取ってあげることができるからです。

まずはお子さんの思いを
引き出してあげることから、はじめましょう。

まだ小さいとはいえど、
しっかりとお子さんなりの
意志や思いはあるんです。

子どもさんの気持ちを、
まずはしっかりと受け止めて
あげることが大切になってきます。

大好きなお母さんやお父さんが、
自分の気持ちを受け止めてくれることで、
子どもさんは気持ちがとても落ち着きます

気持ちが落ち着くことができたら、次の段階です。

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子どもの登園拒否対策その2・担任の先生に、これを伝えよう!

今回のように、登園を嫌がるなど困った場合には、
担任の先生の力も、存分にお借りしましょう!

登園拒否して恥ずかしいとか、
先生に申し訳ない、なんて気持ちは、
1%も持つ必要ありません。

だって、先生、
こんなの慣れっこだからです! キッパリ

先生だって、毎日子どもさんたちに
ワクワクする気持ちで毎朝
登園してきてもらって、

『楽しかった~!』と
笑顔で毎日家に帰ってもらいたいのです。

先生も、気持ちはお母さん方と同じです。

なので、担任の先生は登園拒否に対して
とても協力的だ、ということを
覚えておいてください。

まずは、お子さんのあることを、
しっかりと先生に伝えましょう。

登園拒否対策その2・
子どもさんが今一番興味のあるものを伝える

担任の先生も、子どもさんの興味のあることが
何かが分かると、子どもを園へ迎え入れやすくなります。

きっと担任の先生はすぐクラスに、
お子さんの興味のあるものを
準備しておいてくれると思います。

始めは登園しても、クラスに入ることすら
抵抗するかもしれません。

お母さんと離れることに泣き叫ぶかもしれません。

そんな時、幼稚園のお部屋に
子どもさんの興味のあるものが置いてある
と、先生にアピールしてもらってください。

お子さんに、より具体的に想像させるのです。

この門をくぐったら、
楽しい時間が待っていると。

すると、多くのお子さんは
気持ちが落ち着いていきます。

なので、しっかりと担任の先生とはこまめな連絡を取り合いましょう。

そんなにいつも連絡をとってたら
モンスターペアレントって思われないかな?

とか心配になる方もいらっしゃるかと思いますが、
絶対にそんなことはありませんので安心してくださいね。

そして、登園拒否対策のキモの部分は、
意外にも帰宅後にあります。

登園拒否対策その3・お家でのこんな時間がキモ!

泣きながらの朝の登園は、
子どもさんにとってはかなりの重労働です。

親が思っている以上に、
子どもは体力的にも精神的にも頑張っています

そんな子どもたちがお家に帰ってきたら、
まずはたくさん抱きしめてげましょう。

そして、たくさん誉めてあげましょう。

大好きなお母さんからそうしてもらえることで、
子どもさんはとても安心します。

仕事から帰ってきて家事もしないといけない!
夕飯も作らなければいけない!
といった忙しい時間帯だとは思いますが。

ほんの5分でも10分でも、
子どもさんと密に関われる時間
作ってあげるようにしてくださいね。

そして夜、お風呂に入ったあと、
お休み前の時間の、

絵本の読み聞かせのかわりに、
ぜひやってみていただきたいことがあります。

登園拒否対策その3・リラックスしたなかで、お話をしましょう

なにを話したらいいのか?
といいますと。

「お母さんは何のために働いているのか」
話してあげるのです。

たとえばこんな感じです。

「お母さんがスーパーでお弁当やお野菜を売ったら、
 それをお客さんが買って食べて、美味しいって言うでしょ。

 そうしてお母さんがお客さんのお役にたつから、
 お金をもらえるんだよ。

 そのお金で、今日はAちゃんに、大好きなプリンを
 買ってあげることができたでしょ。

 Aちゃん、プリン美味しかった?

 お母さんは、Aちゃんが幸せにしてるときが、
 一番幸せなの。

 そのためにお母さんは働いてるんだよ。」

という感じです。

そして、子供さん自身が、
どうして幼稚園や保育園に行かなければ
ならないのか、話してあげましょう。

「Aちゃんは、ペンギン組でお教室や
 お庭で、たくさんのお友達や、先生と遊ぶでしょ。

 そしてたくさんのご本も読んで、
 いろんなことを知るでしょ。

 お歌も歌って、いろんな歌を知るでしょ。
 いろんなお絵かきもするでしょ。

 今、遊んだことや知ったことで、
 楽しい~!って思ったり、
 嫌だって思ったり。

 嬉しいって思ったり、
 悲しいって思ったりするよね。

 ご本でもお歌でも、好きだったり、
 嫌いだったりするよね。

 いろんなことをすると、
 いろんなことを思ったり、
 感じたりすると思う。

 それが、これからのAちゃんを作るんだよ。

 いま、何を感じたりしたかってことが、
 Aちゃんが大きくなるときに、すっごく大事なの。

 だったらさ、幼稚園に行って、
 たくさんいろいろ思った方が、いいと思わない?」
 
まだ小さいからどうせ分からないだろう、
と勝手に判断して話さないから、
子供さんは大人の気持ちが分からないのです。

お母さん、そんな心配は無用なんですよ。

子供は大人がびっくりするほど、
いろんなことを見て聞いて、感じているものなんです。

それにもし、今は理解できないようでも、
まったく構いません。

お子さんと心を通わせる時間を持つこと
の方が大事なのです。

また、タイミングは、お休み前の時間を
必ず選びましょう。

お互いリラックスして、落ち着いた口調で、
ゆったりした気分のなかで、しっかりと話ができます。

お母さんは自分と向き合ってくれる
と感じることが、何よりお子さんの満足につながります。

幼稚園、保育園の登園対策おまけ・お子さんが葛藤する気持ちも、成長につながる

登園時に毎日園に行くことを嫌がり、
毎日泣いていると「うちの子は泣いてばかり!」と

失望したり情けなくなる親御さんは多いです。

しかし、子どもは泣きながらも
自分で一生懸命、自分の気持ちと折り合いを付けています。

子どもさんは、そうやって自身の
気持ちと葛藤をすることで、
また1つ成長にもつながっていくのです。

そして子どもは、親から愛情を受けている、
という心の安心感があるだけで、
気持ちが落ち着きます。

この機会に『温かく見守る』ということを、
今一度子育てにおいて見直してみてはいかがでしょうか。

そうすることで、朝の登園が、
少しずつ変わってくると思いますよ。

それでは、まとめます。

子供の幼稚園・保育園の登園拒否の対策方法

  1. その場で立ち止まり、
    作業をしていたら途中でやめて、
    姿勢を低くして、子供さんと同じ目線になり、
    どうして行きたくないの?と話を聞く
  1. 子どもさんが今一番興味のあるものを伝える
  1. 頑張ったお子さんを、抱きしめて褒め、ゆっくりと時間をとって話す

登園拒否で悩んでいるお母さん、
よかったら参考にしてみてくださいね。

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