子どもが産まれると、
幼稚園と保育園の違いって気になりますよね。

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両方とも、子どもを預ける場所ではあるけれど、
何がどう違うのだろうか…。

今回はそんな幼稚園と保育園の違いを、
幼稚園に19年勤めている幼稚園教諭側
から見た視点で、お話ししたいと思います。

幼稚園と保育園の、基本的な違いはこれ!

まずは法律で、運営目的がそれぞれ定められています。

  • 幼稚園… 幼児を保育し、適当な環境をあたえて、その心身の発達を助長すること
  • 保育園… 日々の保護者の委託を受けて、乳児また幼児を保育する

幼稚園と保育園の違いをまとめてみた
保育園では、その名のとおり
『保育』だけなのに対して、

幼稚園では、『心身の発達を助長』
するよう、定められています。

このように幼稚園と保育園は、
基本的な役割が異なるんですね。

幼稚園に、教育プログラムが充実した
ところが多いのは、このためなんです。

管轄省や、法律も違います。

幼稚園
(所管)文部科学省
(根拠法令)学校教育法
(保育料)私立は設置者が決定/公立は自治体が決定
(先生の資格)幼稚園教諭免許状
保育園
(所管)厚生労働省
(根拠法令)児童福祉法
(保育料)自治体が保護者の所得にて決定
(先生の資格)保育士資格証明書

幼稚園と保育園では、入園方法も異なる

幼稚園と保育園では、
入園の方法も異なります。

それぞれみていきましょう。

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幼稚園の入園方法とは?人気の園ならではの現象も

幼稚園では、各園によって
特色や教育方針が異なります。

人気の高い園では、面接や適正テストなどの
入園試験をしているところもあります。

有名私立大学の付属幼稚園など、
『幼稚園受験』を題材とした
ドラマなどで有名ですよね。

でも、それはほんの一部で、
ほとんどの園においては、
特に条件はありません。

しかし、入園の条件がない幼稚園で
あったとしても、願書の受取には注意が必要です。

とくに人気な園では、願書を受けとるのに
前日の夜中から並ぶところも。

私がいる園でも、父兄の方々が
前日から並ばれるのが恒例となっています。

保育園の入園には、条件があります

保育園では、両親の仕事や病気などの理由により、
子供が保育に欠ける状態であることを、
認められなければなりません。

特に公立保育園では、
傾向が強いのが特徴です。

また、保育園によっても特色のある園は
たくさんありますが。

そこに入園したいと思っても、認可園であれば、
申込先は自治体になります。

申込者が多ければ、
抽選で落選してしまうこともあるんです。

いくら子どもが保育に欠ける状態であることを訴えても、
保育園や保育士の数が不足していて、

結局は入りたくても入れない児童が
増えていっているというのが現状です。

これが、お母さんが働きに出たくても、
預ける先がなくて働くことができない、

待機児童問題ですね。

幼稚園と保育園、保育時間に違いはある?

保育園には、『子どもが保育に欠ける状態』
という条件があることから、
保育時間にも違いがうまれています。

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

幼稚園の保育時間とは?

  • 保育時間が標準4時間以上
  • 保育日数が『39週を下らない』
  • 夏期・冬期などの休暇あり
  • 朝8時位から14時まで

保育園(認可保育園の場合)の保育時間とは?

  • 保育時間が原則8時間以上
  • 保育日数の基準はなし
  • 日曜、祝日以外は開いている
  • 朝7時頃~夜8時頃まで

以上が基本にはなりますが、
幼稚園においては毎日14時以降や
夏・冬の休暇においては『預り保育』をしているところも
多いのが現状です。

なので、お母さんが夏休みや冬休みに
働いていても、幼稚園に通うことは可能です。

さらに、認可された保育園について
お話ししてきましたが、
無認可の園についてはどうなのでしょう?

無認可保育園の保育時間は?保育料もその分…

無認可保育園の場合、認可保育園と違って、
保育時間については様々な決まりがありません。

なので、特に都心部には、
夜間保育を受け付けている園も多数あります。

夜間に働くお母さんの
強い味方となっているんですね。

ですが、その分保育料の設定も
自由なので、夜間に預けられる分、
割高となっています。

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幼稚園と保育園の保育内容に違いはあるの?

ひと昔前までは、幼稚園は教育が主で、
保育園は保育が主という違いが
明確にありました。

現在でも、私が勤めている園のように、
教育を売りに人気を誇っている
幼稚園は目立っていますし。

保育園は、日中仕事など家庭の事情で
関わってあげることができない
親の代わりに、一緒に生活することを
目的にしていました。

しかし、最近では少しずつ
変化が生まれています。

今まで通り幼稚園は各園の教育方針のもと
指導を行っていますが。

保育園においても、
保育だけではないサービスを行っている
ところも増えてきてるんです。

なかには、スポーツ教室や英語教室、
書道教室などを外部からの講師を招き、
カリキュラムとして組み込む、
幼稚園並みのところもあります。

親としてはできるだけ子供には、
才能を開花させる選択肢を与えてあげたい
という気持ちがありますから、

この変化は嬉しい限りですね。

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幼稚園と保育園、費用の違いは?

保育園は、認可と無認可、
どちらに預けるかによって金額が大きく異なってきます。

認可保育園は、自治体が保育を
受ける子どもの年齢と世帯収入に応じて、保育料を決めています。

無認可の場合は、
各園が決めている保育料となります。

したがって、世帯収入などは関係ありません

公立の幼稚園では、世帯収入に応じて
保育料が決まります。

私立幼稚園では、
各園の定める保育料なので、
各園によって保育料が大きく違います。

幼稚園と保育園、子供の学力に差は出る?

幼稚園は教育中心であり、保育園は
日常の親の代わりという規定なので、

親としては子どもの学力に影響が出るのでは
ないかと心配になりますよね。

分かりますその気持ち!

でも、子どもは幼稚園に通っていても
保育園に通っていても毎日
色々なことを吸収しています。

なので、よっぽどの英才教育を
実践している幼稚園でないかぎり、
学力の差が大きく出るということはない

というのが、幼稚園教諭としての、
私の意見です。

また、幼稚園で教育中心で毎日を過ごす子よりも、
保育園では生活中心の毎日を過ごしていた子が、

小学校に入学した時に教育というものが新鮮過ぎて、
保育園で過ごしていた子どもたちが
すごく一気に伸びるということは、
保育士の間でもよく耳にします。

なので、教育に力を入れている幼稚園に
入れたとしても、子どもが着実に学力を
身に着けるというわけではないのです。

さいごに

以上のように、幼稚園と保育園では
こんなにも違いがあります。

ただ、どちらに預けるかとなると、
各家庭の環境などによると思います。

なので、幼稚園教諭としては、
どちらが良いとは言いきれません。

子どもは幼稚園で過ごしても、
保育園で過ごしても成長します。

最後は、ご両親からの働きかけによって、
子どもがどう成長していくのかが決まっていきます。

なので、『うちの子は幼稚園に通っているから安心』とか
『保育園に通っているから心配』
というふうには思わないでくださいね。

子どもは毎日の生活の中で、たくさんのことを学び
吸収していっているのですから。

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