牛脂注入肉は何と言う名前で売られているのか。インジェクションとは?

牛脂注入肉って、なんて名前で
売られているの?インジェクションってなに?


食品偽装問題で表沙汰になった、
牛脂注入肉という存在について詳しく調べてみました。




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広がる食品偽装、あのホテルもデパートも!


大阪新阪急ホテルに端を発した食品偽装問題。

謝罪会見では「偽装ではない、誤表示です」と
まったく謝罪になっていない会見をして、
結局社長解任となってしまいましたね。

ここでマスコミなどから風化させられないために、
牛脂注入肉を「和牛」、「ビーフステーキ」と称して
供したなど食品偽装をしていたホテルと百貨店を
現在判明しているだけですが一覧にしておきます
(順不同)

【ホテル】

  • ハイアットリージェンシー東京
  • ホテルオークラ
  • JALホテルズ(オークラ子会社)
  • 奈良万葉若草の宿三笠
  • 大阪新阪急ホテル
  • 宝塚ホテル
  • 大和屋本店旅館
  • ウェスティン 都ホテル京都
  • シェラトン 都ホテル大阪
  • 天王寺都ホテル
  • 都ホテル ニューアルカイック
  • 沖縄都ホテル
  • 大阪国際交流センターホテル
  • ホテル阪急インターナショナル
  • ザ・リッツ・カールトン
  • ザ・リッツ・カールトン大阪
  • かんぽの宿塩原
  • 山のホテル
  • 箱根ハイランドホテル
  • 名鉄グランドホテル
  • フェニックスリゾート シーガイア


【百貨店】
  • 高島屋
  • 三越伊勢丹
  • 大丸松坂屋
  • 小田急百貨店
  • そごう西武
  • 東武百貨店
  • 東急百貨店
  • 松屋
  • 丸井
  • 京王百貨店
  • 銀座三越

もう、ここに名前がないホテルや百貨店を
探す方が難しいのでは?

と思ってしまうほどの軒数と、
ネームバリューですね。 (/TДT)/



「牛脂注入肉を『和牛』、『ビーフステーキ』と
言って売ろう!」
と決めた人に、質問したいです。

あなたのデパート(もしくは百貨店)に、
あなたの大事な息子さんや娘さん、
独身の方はお父さんやお母さんが
訪問されたとします。



そしてあなたに満面の笑みで言うのです。

「今日は和牛のビーフステーキが
 食べたいな!」

あなたは、どうしますか?



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牛脂注入肉の成分は?


牛脂注入という名前のイメージから、
牛脂を注入するのでは、と思われがちですが、
意外と牛脂は少ないのです。

牛脂は全体の1~3割ほど。

ちなみに風味を良くするためには
牛脂の味が左右するそうで、和牛の牛脂が
使われることが多いようです。

しかし牛脂は牛脂だけを注入するわけじゃありません。

牛脂にプラスして、水あめなどのほかに

ショートニング ※悪名高いトランス脂肪酸
卵白リゾチーム ※卵アレルギーの方はアレルギーが心配

ポリリン酸Na、増粘多糖類、ペーハー調整剤、
発酵調味料などの食品添加物や化学調味料などなど、
食味や食感を良くするための
もろもろを牛脂と混ぜ合わせた液が注入されています。

この液を、ピックル液と言います。

インジェクションとは?ここまできた牛肉加工技術



牛脂注入肉はどうやって作られるのでしょうか。
それがインジェクションという技法です。

インジェクションとは、100本以上の細い注射針で
オーストラリア産の赤肉など、
そのままでは安くでしか売れない牛肉に
脂成分を注入し、人工の霜降り肉を作る技法です。

注射針でピックル液を注入された牛肉は、
それまでの赤かった姿から色を変え、
ピンクの中に白が混じった、
見事な霜降り色になります。

牛脂 注入 肉

この牛脂注入肉、年間8000t以上加工されているそうで、
これはもうほとんどの外食店は疑った方がよいのでは?





動画でみるとよく分かりますね

ほかにも結着剤を使った結着加工や、
冷凍結着など様々な形に加工された牛肉が
私たちの口に入っています。



外食では調理法にも問題が?



もともと牛脂注入肉自体は
違法でもなんでもありません。

それを消費者に知らせず、高いイメージの言葉で売ることが違法
なのです。

また、食品衛生法で牛脂注入肉などの
加工肉に表示を求めているのは、
加工処理によって微生物汚染が内部に拡大する
おそれがあるため
です。



そして「飲食に供する際にその全体について
十分な加熱を要する旨を記載する」と定められています。

ここで気になるのが、販売店では
どの段階で食品偽装が周知されているのか
ということです。



調理する者が加工肉だと知っていなければ、
レア、ミディアムレアなどの調理を
してしまう可能性もゼロではないからです。

1枚肉のままであれば見分けることは可能ですが、
カットされた状態では素人では見分けることは
困難でしょう。



私たちを守ってくれる法律、スーパーでは?



それでは私たちの口に入る際、
加工肉であることはどれだけ
公表されるのでしょうか。

対面販売でない、スーパーなどの
精肉コーナーでパック販売する際には「成型肉」と
表示する義務
がありますので、私たちは
容易に認識することができます。

対面販売の場合には、生鮮食品として、
JAS法により「食肉の種類」、「原産地」の
表示が義務付けられています。

私たちを守ってくれる法律、外食産業は?


加工肉を「ビーフステーキ」などと
表記する行為は、景品表示法に抵触します。

実際よりもとても優良だと思わせるような
表記をしたかどうか、が焦点となります。

これを「優良誤認」と言います。

消費者庁はサイト上にいくつかの例をあげています。

明確に優良誤認にあたると言われているのは
どれか分かりますか?

  • さし入りビーフステーキ
  • 霜降りビーフステーキ
  • ビーフステーキ(霜降り加工)
  • ビーフステーキ(やわらか加工)
  • ビーフステーキ(ジューシー加工)
  • ビーフステーキ(牛加工肉使用)
  • やわらかステーキ
  • 霜降り風ステーキ
  • やわらかビーフ
  • 健康ビーフ




明確にダメなのは、

  • さし入りビーフステーキ
  • 霜降りビーフステーキ


ケース・バイ・ケースらしいのが、

  • ビーフステーキ(霜降り加工)
  • ビーフステーキ(やわらか加工)

なんだそのケース・バイ・ケースってw

『加工』と名がついてあるものは、
なーんややってるんだな、
と思えるからいいですが。




しかし、牛脂注入肉の場合、さらに注釈がつきます。

「牛脂注入加工肉使用」、
「インジェクション加工肉を使用したものです。」
と商品名に注釈を入れる場合でも、
商品名と同じ文字の大きさで、
商品名のすぐそばに表記しなければ抵触
となります。



おわりに



牛脂注入肉は、食品偽装の一例でしかありません。

ブームとして一斉に報道したマスコミも、
いまは(2014年9月現在)一切口をつぐんでいます。

それはそうですよね、みんな大切な
『スポンサーさま』ですから。



食品偽装をしているデパートや百貨店、外食産業は、
もう私たちが安心して、信じて、自分の
胃袋を任せられる存在ではなくなったのでしょうか?

私たち消費者は、彼らにとって、
以前の『お客さま』ではなく。

だまして、隠して、信用させて、
安いものを高く売りつける存在

に成り下がってしまったのでしょうか。

そう考えると悔しい気持ちでいっぱいですが。



そんな考え方をしている人たちは、きっと
私たちのことがとってもアホに見えてるんでしょうね。

それはあまりに悔しすぎます!

まずはこれって食品偽装じゃないの?と
疑ってみる必要があるかもしれません。

厚切りなのに安いとか、軟らかい、
妙にサシが入ってる、脂が甘すぎる、
とかいった場合は、まず疑ってみるべきですね。



あと大切なのが、後味です。

まずはひと口、ソースなどを付けずに
お肉だけで食べてみて、飲み込んだあと、
化学調味料の味がしないか?

不自然な甘みや、脂を感じないか?

自分と、自分の大切な家族を、
騙そうとする人たちから守るのは、
結局は自分の努力しかありません。

お互い、頑張りましょう!



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